週間海況情報(2000年3月10日~2000年3月16日)
(漁業情報サービスセンターからの情報等も含む)
黒潮本流: | 黒潮流路は、引続き九州東岸~室戸岬沖で概ね接岸して、潮岬沖から南東へ向かい遠州灘沖で31°30'N付近まで蛇行した後、八丈島付近を通って東北東へ向かい
144°E付近まで離岸して房総半島東沖を流去している。
黒潮内の水温は、18~22℃台を示し、前年水温並み~1℃低めである。 黒潮内側域では、遠州灘沖の冷水域がやや発達して東へ移動している模様。房総半島東南東沖の冷水域もやや発達している模様。 八丈島付近から暖水が波及するようになり、遠州灘~熊野灘へ18℃台が幅広く波及している。伊豆諸島海域では、黒潮流域に覆われており、その水温は、前年水温並み~2℃高めである。 今期の表面水温は、停滞気味に経過している。 |
熊野灘沿岸: | 浜島定地水温は、14.2~15.0℃の範囲にあり平年値と比較して+1.9~+2.6℃の範囲で高め~かなり高めで経過している。
九木定置水温は16.8~17.1℃であった。 |
伊勢湾: | 3月13~14日の『あさま九』浅海定線観測では、伊勢湾内の表面水温は8.3~12.2℃、底層水温は8.2~11.4℃で、湾口部で平年より1℃以上高めの他は平年並み~0.5℃程度低めであった。塩分は湾奥部で平年並みの他は平年より高めで、特に湾口部では外洋水の流入によってかなり高めであった。
白子定地水温は、 8.2~9.8℃の範囲にあり平年値と比較して-0.1~-1.5℃の範囲で平年並み~低めで経過している。 |
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