週間海況情報(2000年2月25日~2000年3月2日)
(漁業情報サービスセンターからの情報等も含む)
黒潮本流: | 黒潮流路は、九州東岸~足摺岬沖で概ね接岸して、室戸岬~潮岬沖でやや離岸している。その後南東へ向かい遠州灘沖で31゜30'N付近まで離岸した後、石廊埼沖で接岸して再び南東へ向かい八丈島付近を通って
142°20'E付近で蛇行して房総半島に接岸している。
黒潮内の水温は、17~21℃台を示し、前年水温より1~2℃低めである。 黒潮内側域では、熊野灘沖の冷水域が前期よりやや発達して停滞気味に経過している。 伊豆諸島海域の冷水域は、同諸島東側で停滞しており15~16℃台が広く分布している。伊豆諸島海域では、概ね黒潮流域に覆われており、その水温は、北部で前年水温並み~1℃低め、南部で前年水温より1~3℃高めである。今期の表面水温は、緩やかに降温している。 |
熊野灘沿岸: | 3月1日~3日の『あさま丸』沿岸定線観測では、熊野灘の表面水温は16.1~18.9℃、50mでは16.1~18.9℃、100mでは16.0~17.2℃、200mでは12.3~15.4℃の範囲にあり、南部沖合域を除いて平年より2~3℃も高めで、3月としては記録的な高水温であった。
浜島定地水温は、13.2~16.0℃の範囲にあり平年値と比較して+2.8~+4.2℃の範囲でかなり高めで経過している。 九木定置水温は15.2℃であった。 |
伊勢湾: | 白子定地水温は、7.2~8.2℃の範囲にあり平年値と比較して-0.8~-2.0℃の範囲で低めで経過している。 |
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