週間海況情報(2000年2月4日~2000年2月9日)
(漁業情報サービスセンターからの情報等も含む)
黒潮本流: | 黒潮流路は、種子島~九州東岸で概ね接岸しているものの、足摺岬~潮岬沖で離岸している。その後遠州灘沖で32°30'N付近まで離岸した後、石廊埼沖で接岸して南南東へ向かい、伊豆諸島海域では青ケ島付近まで蛇行した後141°E付近を北上して房総半島に接岸している。黒潮内の水温は、19~22℃台を示し、前年水温並み~1℃低めである。
黒潮内側域では、引続き熊野灘沖の冷水域が停滞気味に経過している。一方伊豆諸島海域の冷水域は、前期よりやや縮小して徐々に東へ移動している模様。 石廊埼南沖からの暖水波及は、引続き強く波及しており、18~19℃台に覆われている。伊豆諸島海域では、全般に15~16℃台に覆われ、前年水温と比較すると北部海域で前年並み~2℃低め、南部海域で2~5℃も低めである。 今期の表面水温は、停滞気味に経過している。 |
熊野灘沿岸: | 2月10日の『あさま丸』による熊野灘北部の観測では、表面水温は17.2~18.1℃、50mでは16.9~18.2℃、100mでは17.7~18.2℃、200mでは14.8~15.9℃で平年より2~3℃も高めで2月としては記録的な高水温となっている。
浜島定地水温は、13.2~14.9℃の範囲にあり、平年値と比較して+1.6~+3.2℃の範囲でかなり高め→高めで経過している。 九木定置水温は17.7℃であった。 |
伊勢湾: | 白子定地水温は、7.6~9.2℃の範囲にあり平年値と比較して-1.0~+0.6℃の範囲で平年並み→やや低めで経過している。 |
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